『かんもく』だから、英検など検定試験ができないということはない!
中学・高校・大学受験をするにあたり近年、民間の資格試験を加点項目としている学校があります。
また、業種によっては、就職などで保有資格として英検やTOEICの保有級や得点を加味されることも多くあります。
『かんもく』の子ども達は英検などの資格試験を受験することは可能なのでしょうか。
『かんもく』であっても、英検受験は可能です!
ただ、大勢の人と一緒に初めていく会場で過ごさないといけなません。
しかし、「私はできない」「不安だしやめておこう」とあきらめてしまわずにチャレンジしたいと思ったときにぜひ挑戦してみてください。
従来型英検(今までおこなわれてきた一般形の英検)受験について
英検公式HP「英検受験を検討されている方へ」
https://www.eiken.or.jp/eiken/eikenkids/grades/
まず、従来型英検について検討してみましょう。
従来型英検は、一般的に広く受験者がいます。
試験会場も多く、団体受験の準会場であれば受験会場を指定できるので塾など団体受験会場に指定されている場所にいけば近所での受験が可能です。
本会場に申し込むと、試験会場の指定はできません。
申し込み後に自宅に届くはがきに受験会場と集合時間が記載されています。
『かんもく』の症状がある子どもでも、従来型英検の5級・4級は問題なく受験できます。
「スピーキングテスト」がありますが、これは任意で試験日に行わず、自分の都合のいいときに自宅で受けることができます。
「スピーキングテスト」は受けても受けなくてもいいテストで、個別にスコアは出ますが、英検の合否には入りません。
英検3級の面接試験に向けてのテストの練習という位置づけです。
なので、従来型英検の5級・4級は問題を読み解く「リーディング」と音声を聞き取る「リスニング」テストのみで合格できます。
従来型英検5級・4級の勉強方法
英検公式HP「英検受験の準備をしている方へ」
https://www.eiken.or.jp/eiken/eikenkids/grades/
まず初めに、アルファベットの理解をしていることが前提になります。
フォニックスのアルファベットサウンドも学習しておくと知らない単語も読むことができるのでなお良いです。
5級は中学1年生の学習範囲、4級は中学2年生の学習範囲となります。
各級の単語の本・文法の本・過去問で対策ができます。
いきなり過去問をしても子どもが不安になるだけなので、基礎を十分につけてから過去問に取り組みましょう。
〇単語を知ろう・読もう
単語の本はCDやアプリがついているものを選んで自宅で「話す練習」としても使うことができます。
小学生は絵と単語がわかりやすくカラフルな本になっているので、小学生にもおすすめです。
◇単語をCDに合わせて単語・意味・品詞を音読しましょう
◇例文ページは慣れるまでは聞いているだけでも大丈夫です
◇慣れてきたら例文ページの英語を聞いて日本語を音読してみましょう
◇例文ページの英文・日本語も音読してみましょう
〇文法を勉強しましょう
「文法なんて必要ない」と言われる方もいますが、日本人が国語を勉強しているように基礎的な文法は必要になります。
4級~3級までは何となくできる子どももいますが、文法を一切勉強せずに進めていくと3級以降の「ライティングテスト」でつまづきます。
外国人の先生に「オールイングリッシュ」で文法を説明されると、英語の文法用語などが理解できず効率が落ちるので文法説明は日本語の方が理解が速いです。
小学生向けの絵が入っていて問題数が多すぎないものを選びましょう
◇毎日1~2レッスン(p2~p4)進める
◇理解が難しい場合は3日ずつですすめる
◇ノートに答えを書いて、繰り返し使えるようにしておく
〇過去問に挑戦しよう
小1~小4は、1日1枚ずつ取り組めるようなプリント形式がおすすめです
小5~は、過去問6回分のテキストなどで十分問題に慣れておく
英検の公式サイトに直帰過去3回分の過去問が掲載されていますので、無料でダウンロードもできます
英検公式HP「英検過去問」
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_5/
◇各部の解き方やマークシートの記入方法を確認しておく
◇初めは、部ごとに解いてみる
◇わからなかった単語の意味を調べてノートに書く
◇過去問1回分を続けて解いてみる
◇慣れてきたら時間を計って実施する
〇合格基準について
「リーディング」「リスニング」の合格基準は、基本的にどちらも60%がとれていれば合格になります。
受験日までに、しっかりと自信をつけてどちらも80%以上とれているのであれば自信を持って受験にチャレンジしてみてもいいのではないでしょうか。
ぜひ、頑張ってチャレンジしてみてください。
英検は、5級・4級はマークシートのみになりますので単語のスペルが正しく書けなくても合格できます。
幼児や小学生もたくさん受験しています。
試験会場では、幼児や小学生の場合、不安があるようであれば試験開始前の名前の記入や受験番号の記入の際に保護者が付き添いをすることが可能です。
前もって、試験委員に声掛けをしておきましょう。
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