『かんもく』の子どもの症状改善に向けて、英語遊びを用いた発声練習を取り入れる
英語の基本Phonics(フォニックス)とは
英語には、1つ1つの文字に音があります。
その文字の音を『Phonics sound』(フォニックス サウンド)といい英語のリーディングの基本はPhonicsを覚えるところから始めるのが基本となっています
アルファベットが理解できるようになったらフォニックスの音を覚えてみましょう
『シェイピング法』について
呼吸法や鼻歌を使ったりして発声練習を行う場合、次のようなやり方があります
1.イエス・ノーの首振り・うなづき遊び
2.口パクのカード当て遊び
かんもくネット角田圭子(公認心理師/臨床心理士)先生のnoteより
3.息を吹く遊び
4.口唇破裂音(b・p)・舌打ち音や無声音(S・ch・k・t)など、声帯を使わない無声音の遊び
5.有声音での数数えや音読の遊び
かんもくネット角田圭子(公認心理師/臨床心理士)先生のnoteより
かんもくネット角田圭子(公認心理師/臨床心理士)先生のnoteより
https://note.com/kanmoku_net/n/ne2bad278f2a9
3.4.5の項目の発生練習のポイント
Phonics(フォニックス)」と息を吹く遊び
息をふいてみよう
◇ティッシュを口の前に持ってきてふいてみよう
◇ティッシュが「ふっ」と息で動けば成功!
口唇破裂音を練習してみよう
Phonics(フォニックス)の「b」のサウンドは唇を閉じて急に離して破裂するように音を出します「ブッ」(バとブの間くらいでブゥとゥの音をを入れないように)
◇「b」のサウンドを出してみる
◇ティッシュを口の前に持ってきて「b」「ブッ」でティッシュが口唇破裂音で動けば成功!
Phonics(フォニックス)の「p」のサウンドは唇を閉じて急に離して破裂するように音を出します「プッ」(パとプの間くらい)
◇「p」のサウンドを出してみる
◇ティッシュを口の前に持ってきて「p」「プッ」でティッシュが口唇破裂音で動けば成功!
無声音や舌打ち音を練習してみよう
◇「s」のサウンドを出してみる
「s」のサウンドは「スッ」口を少しだけ開けて歯と歯の間から息が漏れるように(風船の空気が抜けるような感じ・蛇が鳴くような感じで)
◇「ch」のサウンドを出してみる
「ch」のサウンドは「チッ」口を少しだけ開けて息をはいて音を出す(チッチッチッと時計の音真似や舌打ちに近いようなくらい)
◇「c」・「k」のさサウンドを出してみる
「c」・「k」のサウンドは「クッ」口の中で音を出す(クックックッと笑うときにでるような感じで)
◇「t」のサウンドを出してみる
「t」のサウンドは舌を上あごの前歯くらいにのせて「t」「ツッ」とはじくように音を出す(トとツの間くらい)
発声が弱い音でできる有声音と組み合わせて単語を発音してみよう
Phonics(フォニックス)のサウンドを使って単語を発音してみましょう
1つずつの音を少しずつ短くくっつけて発音していきます
Phonics(フォニックス)の発音の決まりを覚えると、知らない単語や文章もどんどんと読めるようになります
外国の3歳くらいの子どもがなぜ絵本を読めるのかというと、このサウンドの決まりを教えてもらっているから読めるのです
昔の日本の英語教育では、単語のスペルを無理に語呂合わせで覚えたりしていましたが、現在では、このPhonics(フォニックス)を基本として発音やリーディング指導を行うことが主流になっています
声を出さなくてもいい「無声音」は発声が難しい『かんもく』の当事者が、息を吹く、息を吐く、音を鳴らすという工程で行うことができます
「無声音」ができるようになったら、「有声音」へステップアップしていくことができるのではないでしょうか
発声が弱い音でできる有声音と組み合わせ例
「c」「クッ」「a」「ア」「t」「ツッ」→「cat」「クァツッ」・・・キャット
「b」「ブッ」「u」「ア」「s」「スッ」→「bus」「ブァス」・・・バス
「c」「クッ」「a」「ア」「t」「ツッ」「ch」「チッ」→「catch」「クァッチッ」・・・キャッチ
役立つツールの「アルファベットであそぼう!」プリントと併用してみて無理のない範囲でトライして楽しんでみてください
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