【なっちゃんのスモールステップ】『どうして声が出ないの? マンガでわかる場面緘黙』

はやし みこ[著]

金原洋治 医学[解説]
かんもくネット [監修]
学苑社[出版社]

1,650円(本体1,500円+税)

[書籍のメール便同梱は2冊まで]/どうして声が出ないの? マンガでわかる場面緘黙[本/雑誌] (単行本・ムック) / 金原洋治/監修 はやしみこ/著 かんもくネット/編

目次

『かんもく』の子どもを受け入れ、認めていくこと

場面緘黙とは何なのか。どのような症状なのか。
保護者や教育者がどのように『かんもく』の子どもを理解し、関わっていけばよいのかが漫画やイラストでわかりやすく説明されています。


よくある『かんもく』の子ども達の困りごとや保護者や当事者がどのように、他の人に『かんもく』のことを伝えていけばよいのかが提案されています。
保護者にとっても『かんもく』の子どもの子育ては初めてのことです。
迷いながら、悩みながら、「これで良いのだろうか」「このままで大丈夫なのだろうか」「『かんもく』の我が子にどうしていけば良いのだろう」と不安に感じること雅だくさんあります。
『かんもく』の当事者の「なっちゃん」がお母さんや先生と実際に行ってきた症状改善に向けてのスモールステップの取り組みが具体的に書かれています。


『かんもく』の症状は、人それぞれですがこの本を参考にしながら保護者も先生も、そして当事者が「これをしてみたい」「こうしてみよう」と生活の選択肢が増えるきっかけになるのではないでしょうか。

目次(学苑社より)

はじめに

どうして声が出ないの? マンガでわかる場面緘黙 
話すことがむずかしいあなたへ 
どきどき不安きんちょう度チェックシート 

保護者のみなさんへ 
この本の使い方 
場面緘黙とは 
場面緘黙の状態はさまざま 
はじめの一歩♪ 子どもを理解する 
はじめの一歩♪ 子どもの周りの環境を整える 
  先生に資料を渡したけどそれっきりです…… 
  クラスメートにどう伝えたらいいの? 
  おかあさんたちにどう伝えたらいいの? 
  きょうだいにどう説明したらいいの? 
  病院や学校健診でどうすれば? 
チェックポイント♪ スモールステップの取り組みの前にチェックしましょう 
やってみよう♪ スモールステップの取り組み なっちゃんの場合
  活動編 
  ことば編 
  不安度チェックシートを使わない場合 
  家にお友だちを呼ぶ 
  お友だちと家の外へ 
  学校へ 
  放課後の教室
  先生の家庭訪問 
  なっちゃんのこれまでのスモールステップのまとめ 
特別な行事について
新学年の準備 
家庭での会話や行動、学習面で気になる点がある場合は、必ず専門家に相談しましょう 
  ことばの課題について/かんしゃくについて
家庭でできることは 

おわりに

この本の内容(学苑社より)

「なぜ声が出ないのか、どうすればよいのか」を具体的にわかりやすくマンガで説明します。大人になった経験者が登場し、子どものときに工夫をしたことが描かれていますので、子どもは勇気づけられるでしょう。後半は周囲の大人が、どのようにして支援を進めていけばよいのか、家や幼稚園や保育園や学校などさまざまな場面を想定して解説しています。近くに専門家が見つからなくても、適切な対応の手引きとなるでしょう。
●著者紹介(初版時)
監修者
金原洋治(かねはら ようじ)
かねはら小児科院長。かんもくネット会員。昭和50年山口大学医学部卒。済生会下関総合病院勤務後、平成10年かねはら小児科開業。クリニックで「発達支援室ベースキャンプ」を開設し、臨床心理士や作業療法士とともに心の問題や発達の問題の相談を行なっています。100例以上の場面緘黙の相談を受けています。医療・教育・保育関係など多くの方々に場面緘黙の子どもたちのことを知ってほしいと願い、学会発表や講演などを積極的に行なっています。
かねはら小児科(外部サイト)

著者
はやしみこ
元場面緘黙児の保護者。かんもくネットのホームページ制作担当。“学校で話せない子ども達のために”“知ってサポート☆場面緘黙(かんもく)”のサイトで、場面緘黙理解のための資料やマンガを公開しています。著書に『なっちゃんの声-学校で話せない子どもたちの理解のために─』(学苑社)。
学校で話せない子ども達のために(著者外部サイト)

編者
かんもくネット(Knet)
場面緘黙児支援のための情報交換ネットワーク団体。緘黙児の家族、場面緘黙経験者、教育や医療関係者などの会員からなり、心理士と元緘黙児の保護者が事務局を運営しています。かんもくネットは、場面緘黙に関する知識や実践の情報交換と、多くの方に場面緘黙を知ってもらうための活動を行なっています。詳しくは、かんもくネット(http://kanmoku.org/)まで。
かんもくネット

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この記事を書いた人

かんもくの子どもをもつ保護者であり、教育の資格を保有しています。
かんもくを知ってもらうための活動をしています。

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