『私はかんもくガール-しゃべりたいのにしゃべれない場面緘黙症のなんかおかしな日常-』
らせんゆむ[著] かんもくネット[解説] 合同出版[出版社〕
1,300円+税
『かんもく』の子ども達の気持ちがよくわかる
文字がたくさんある本が苦手な方や、小学生の『かんもく』の当事者にも読みやすい本です。
『かんもく』の子どもが経験する気持ちや辛さ、どう向き合って生活をしていたのかがよくわかります。
教育者や支援者の方にも『かんもく』を知ってもらう第一歩の本ではないでしょうか。
我が子の『かんもく』にも向き合うためにも、学校や幼稚園での子どもの様子や気持ちを考えながら保護者として教育者としても、どういった支援が足りていないのか、必要なのかを考えさせられます。理解がなかなか進んでこなかった『かんもく』の子どもへの支援を、これから考えていきましょう。
-目次-
1.かんもくガールの誕生
2.ようちえん、やめます
解説1 場面かんもくとはなんですか?
3.ラブシールにあこがれて
解説2 場面かんもくの診断基準
4.イヤだけど、言えなくて
解説3 必要なサポート ー小学校低学年までー
(番外編1)学芸会の思い出
5.転校〜かんもく脱却なるか!?
6.登校ボイコット
解説4 場面かんもくによる二次障害
(番外編2)ならいごとの思い出
解説5 場面かんもくの症状をもつ子どもの分類
7.なぜだ? チアガールにされる
解説6 場面かんもくへの有効な支援と予後
孤独はあたりまえ〜中学生時代
8.かんもくガール、部活に励む
解説7 必要なサポート ー小学校高学年以上ー
9.ひたすら耐えた、思春期ライフ
10.受験で、かんもく一歩脱却!
解説8 転校と進学
やっとふつうにしゃべれた!〜高校生時代
11.いよいよ、かんもく卒業!!
12.ちょっとずつ何かが壊れる
コミュニケーションが楽しい一方で〜大学生時代
13.大学で友だちができた!
解説9 かんもく症状の改善後の課題
14.やっと青春が……来ない!?
15.キャラが迷走する
16.社会へ羽ばたくぞッ
かんもくの後遺症〜社会人時代
17.うまく社会にとけこめない
解説10 就労
18.うつ、そして「かんもく」を知る
解説11 機能不全家族と場面かんもく
19.転職で運命の出会い!?
20.神様からのプレゼント
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