『かんもく』の症状がでなくなる・軽減される社会的生活の見つけ方

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『かんもく』だけど、楽しいこといっぱいしたい

『かんもく』だから、「話せない」から、「私は何もできない」なんてことなんてありません。

やりたいことは、どんどんやってみましょう。

「好きなこと」を見つける、「得意なこと」ができる

その日々の小さな成功体験が自信につながります。

学校では緊張して話せないけれど、違う場所なら大丈夫かもしれない。

いろんな場所を、少しずつ経験してみよう!

貴重な体験や友達ができる大切な時間

我が子は、体を動かすことが大好きです。
縄跳びや鉄棒を何度もできるようになるまでチャレンジします。
私や姉のすることは、負けず嫌いスイッチが入り、自分もやりたがります。
「やってみたい」があったら、チャンスと思って誘います。

習い事や体験教室など、他の人がいる場では緊張して
見ているだけ
何もせずに時間切れ、
泣いてしまう・・・。など、がよくあります。

親としては、「楽しんでくれるかな?」「これくらいならできるかな?」と、つい期待をしてしまいますが、
『かんもく』の子どもにとって「初めて」は、とっても大変なことです。

初めてはうまくいかなくて当たり前!
なのです。

「やってみたい」気持ちを大切にして
少しずつ場所に慣れましょう。

上手くいかなかったから「もうダメだ」と
あきらめず、何回か挑戦してみよう

『かんもく』の症状がでなくなる・軽減される社会的生活が見つかるかもしれない

初めは、家の前で遊んでいた我が子は、近所のお友達に誘ってもらうようになりました。
近所のお友達とは、少しずつ遊んでいるうちに自然と話せるようになったのです。
そして、そのことに自信がつき、自転車や一輪車スケートボードなど毎日放課後に外へ出かけるようになりました。
いつもの公園へ、近所の違う公園へ、児童館へ・・・と自分なりに行動範囲を自分で広げていくことができました。

習い事も、マンツーマンのピアノレッスンの先生には、初めは緊張している様子でした。
ピアノの先生とは、ピアノを通して少しずつやり取りするうちに先生と仲良くなり、話すことができるようになりました。
発表会は、「恥ずかしいから無理!」と、1年目は見送りました。
その時は、姉や友達の姿を見学しました。
次の年に「私も発表会に出たい。そしてドレスが着たい!」と言いました。

おじぎができるのか、
固まってしまわないか、
指が動くのか
私は心配でたまりませんでした。

姉や友達と一緒に、発表会では、肩に力を入れながらも観客の前でおじぎをして演奏することができたのです。
おばあちゃんから、花束をもらってものすごく褒められていました。
顔は緊張していましたが、できたことで誇らしそうな表情をしていたように感じました。

■安心できる場所から少しずつ


・家の中や庭
・家の前の道路
・いつもの公園

■学校とは違う集まり


・近所の少人数の習い事
・放課後の児童館
・市の専門支援教室
・親子教室などの体験教室

「今の自分でも大丈夫」を前提に、周囲の教育者や大人との状況の共有を

習い事の先生や児童館の先生など、事前に保護者が『かんもく』のことをお話しておきましょう。
運動であれば、手のジェスチャーやうなづき・首振りのみでも問題なく参加できます。
仲の良いお母さんなどの周囲の大人には、機会をみて状態を話したりして理解をしてもらえるように話してみましょう。

■学校だけが全てではない


『かんもく』の子どもにとって、学校は大きな社会的生活の場になります。
しかし、学校だけが社会的生活の全てではありません。
学校以外の、楽しめる場所、好きな場所、好きな人が見つかるかもしれません。
その場所は、学校よりも緊張せずに過ごすことができるようになるかもしれません。

まずは、「大丈夫」な場所から少しずつ

初めは上手くいかなくて大丈夫

自分のペースで無理をしなくていい

安心できるようになるまで時間がかかるけれど

できるようになったら、とっても嬉しい気持ちになります!

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この記事を書いた人

かんもくの子どもをもつ保護者であり、教育の資格を保有しています。
かんもくを知ってもらうための活動をしています。

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